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桜とおっさん

「日本の桜は美しい。日本の誇りは桜だ!」

こう言うことに、異論をぶつける人はそんなにいないとは思う。

でも花見の現場を見ると、ええ歳したおっさんがはしゃぐはしゃぐ。
もちろん、お姉さんもお子さんもはしゃぐ。けど、おっさんははしゃぎ方の格が違う。

日頃の鬱憤エネルギーが、一気に放たれる。檻から放たれたライオンである。
歌う、踊る。挙げ句、近所にションベン垂らしよる。(自分も目撃したことがある)

……なんというか、悲しくなってくる。美しさも誇りも、どこに行ってしまったんや。

まあええ迷惑ではあるけど、たぶんおっさんらも辛いんやと思う。社会の歪みを受けて立ちながら、家庭やローンもあって逃げられない立場だからなあ……

おっさんらも、生きづらい。
社会的強者だからこそ、生きづらい。

セクハラモラハラの加害者になってしまうのも、たぶんストレスとか社会の歪みとか、そういう根本があるんじゃないかなあ。

ところで、畳屋さんに行ったらござを無料で貰えるらしいと聞いた。

参考: もらえるんですか、ゴザ!?

今年はそういう風流なこともやってみてもいいかもなあという、2018年の春。

(実際ござって重いらしく、持ち運びが辛いからそこだけ気をつけて……)

写真: 神戸三宮の地下街「さんちか」にて。

藤原 惟

#コラム

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藤原 惟

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エッセイ集・意識が高い哲学的ゾンビ

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