エッセイ集・意識が高い哲学的ゾンビ

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JUST LISTEN TOGETHER

いつものようにApple Musicで音楽を聴こうとした。仕事の後半に、気合を入れてリフレッシュしようと思った矢先。

左のように真っ暗な画面が現れた。突然。驚いた。しかも英語。

先週、ミネソタ州ミネアポリスで起きた白人警官によるアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドの殺害事件。音楽業界が呼びかけ、「ブラックアウト・チューズデー」というキャンペーンが行われている。
SNSもiTunesも

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「ソリューショニズムが人間の想像力を弱らせる」(エフゲニー・モロゾフ)

この記事に腑に落ちた。

「パンデミックを“IT政策”で乗り切る」のは大間違いです | エフゲニー・モロゾフ「ソリューショニズムが人間の想像力を弱らせる」 | クーリエ・ジャポン

長らく「ITで問題解決」というお題目を、何より自分が信奉していた。

しかしそこには罠があり、特にグローバル資本主義と結びついたりネオリベラリズムに共依存する民間のIT企業のような、事後の問題解決のみを是とする存在

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足りないのは、身体性への自覚 ― 男がフェミニズムについて考えてみた

日本赤十字社の宇崎ちゃんポスターが、「過度に性的ではないか」とネットで話題になっている。

このポスターに関して議論をするつもりはない。しかし、私は男性である。そして、どちらかといえば「オタク」に近いアイデンティティもある。正直、戸惑っている。

一方で、1~2年前からフェミニズムには興味があり、少しだけ調べていたこともある。男である私は、フェミニズムが提示する議論に混乱し、戸惑い、そして吐き気も

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悲しいぐらいに大切な、無駄な時間

うまく言葉にできない哀しさに包まれた日曜日。

最近はゲーセンで音ゲーをやっている。いつもはそれでストレスが発散できるか、脳がぐったり疲れるか。今日もそうなってくれたらよかった……その日は哀しさだけが残った。

なんとなく帰りたくない、だから無駄にバイクでちょっと遠いショッピングモールに行った。

カルディでタダのアイスコーヒーをもらって、用もないのに無駄に食料品を漁った。韓国食材、ちょっと珍しい

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被災者と笑い — 鷲崎健さんの被災体験より

このようなツイートを見かけました。

2018年6月18日は、大阪北部で震度6弱の地震があった日。(リンク先は朝日新聞)

思い出したのが、ラジオパーソナリティでありミュージシャンでもある鷲崎健のトークでした。

阪神淡路大震災では、関西人独特の「笑い」という文化が、被災者の心の支えとなったことが少なからずあります。(ただし、関西人だからといって全員「笑いたい」訳ではない、ということもつけ加えます

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凡庸な人は誰でも極悪非道になれる―日大アメフト事件と2つの心理実験

アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、タックルをした宮川泰介選手が22日、日本記者クラブで記者会見に臨んだ。

タックルは「監督の指示」 反則のアメフト日大選手:朝日新聞デジタル

この事件(以下、日大アメフト事件)について、既にご存じの方も多いので詳細は各マスメディア・ニュースサイトに譲ります。

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システム手数料は「悪いピンハネ」?

昨日は関西コミティア52にて、同人活動の先輩にあたる仲見満月さん(仲見満月の研究室)のサークル「仲見研」でお手伝いをしておりました。

仲見さんとのお話の中で、興味深いことがいくつも出てきました。そのうちの一つを抜粋します。

同人向けサービスのシステム手数料問題

一般に同人活動では、即売会での手売りの他にも、「同人ショップ(実店舗)への委託」「オンライン通販サイトへの委託」などで本・グッズなど

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取材用カメラのおすすめ いろいろ教えてくれたのでまとめ

今後ライターとして活動していく上で、やっぱり取材用カメラはほしいなあ……最近そんなことを思い始めました。

でも「一眼レフとミラーレスは違うらしい」以上のことがわからない初心者なので、Twitterで意見をうかがってみたところ……予想外におすすめを教えてくださいました!

自分だけが得するのももったいないので、noteでもおすそ分けしておきます。

発端

齊藤貴義さん:RICHO GR II

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桜とおっさん

「日本の桜は美しい。日本の誇りは桜だ!」

こう言うことに、異論をぶつける人はそんなにいないとは思う。

でも花見の現場を見ると、ええ歳したおっさんがはしゃぐはしゃぐ。
もちろん、お姉さんもお子さんもはしゃぐ。けど、おっさんははしゃぎ方の格が違う。

日頃の鬱憤エネルギーが、一気に放たれる。檻から放たれたライオンである。
歌う、踊る。挙げ句、近所にションベン垂らしよる。(自分も目撃したことがある)

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相手を理解することの難しさ(という題名の愚痴)

まとめる気力もない駄文だけど、とりあえず書かなければ落ち着かないと思ったので書いた。

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あるところで、コミュニケーション上のすれ違いがあった。

「僕が相手の状況を理解していなかった」というのが直接の原因で、それに関して僕が悪いのは認めるしかない。

しかし、腑に落ちない。

相手には「藤原は相手を理解しようとしていない」と思われているようで。

「いやいや、そ

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